冬の星座

冬の星座で、あなたは何の星座を思い浮かべるでしょうか。

多くの人がオリオン座を思い浮かべるでしょう。そう、冬の代表的な星座で、その均整がとれた特徴ある形は美しく、雄大さに感動します。
オリオン座は私が大好きな星座です。私が星が好きになった中学2年生の冬、よくオリオン座を見ていたのを思い出します。
ギリシャ神話に出てくるオリオン。
狩人オリオンは勇敢な狩人でした。その腕を自慢する横暴な性格が神ガイアの耳に入りました。とてもお怒りになったガイアは、オリオンに毒サソリを放ち毒殺してしまいました。
オリオンの死に嘆き悲しんだのが、オリオンに惹かれていた月と狩の女神アルテミス。

アルテミスは大神ゼウスに願い、オリオンを夜空に上げていただきました。こうしてオリオン座は成ったのです。
星座にオリオンは、同じ星座になったサソリから逃げ回っています。夜空に二つの星座が並ぶことはありません。また女神アルテミスは、今でも冬の夜にはオリオンに会うために、月がオリオン座の近くを通っていきます。狩人オリオンは二匹の猟犬を連れています。一匹は子犬、もう一匹は大犬。そう、オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス。この一等星を結ぶ正三角形が「冬の大三角」です。

冬のダイヤモンド

冬の夜空には、「冬のダイヤモンド」と呼ばれる六つの一等星を結んでできる六角形があります。
一年中で最もきらびやなか時期です。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲル。星の色も青や白、黄色、オレンジに輝く様子は、まさに夜空に輝く宝石、冬のダイヤモンドです。
澄み切った美しい冬の夜空に魅了されます。

夜空に輝く星は全て過去の記憶

冬の夜空を見上げると満天の星空を見られることが多いでしょう。
きらめく無数の星たち。それら全ては遠い過去の記憶です。今も宇宙の中で星は生まれ、無くなっています。

今あなたが見ている星たちはもう無いかもしれません。宇宙への憧れは尽きることはありません。